Bluetoothって何?
カトリーヌ・朝倉
リーダー、 最近Bluetoothの製品とかが話題になるようになってきましたよネ
CyberBear
そうだね、Bluetoothがいよいよ身近に感じられるようになってきたよね。待ちに待ったって感があるよね。
カトリーヌ・朝倉
Bluetoothってそもそもどんな歴史があるのですか?IBMとかが中心に開発しているんでしょ?
CyberBear
OK!じゃ簡単にBluetoothについて復習してみよう。
Bluetoothとは近距離の無線データ通信規格の名称でEricsson,IBM,Intel,Nokia,東芝の5社が1998年5月から標準化活動を開始して1990年の7月に標準が決まったんだ。
SIG( The Bluetooth Special Interest Group )と言う名で組織化されていて、
http://www.bluetooth.comという公式WEBサイトを運営しているんだ。
現在は、3Com Corporation、Lucent Technologies、マイクロソフト、モトローラ社がBluetooth SIGのPromoter
グループに参加していて、実質上21世紀を支える最大の通信技術となっているんだ。
BlueTooth製品が流通するには Bluetooth Specificationという認可をSIGから取ることが必要で、製品はWEBでリストアップされることになっているんだ。
現在すでに携帯電話を中心にアップされているんだけど数は少なく、正にこれからといった ところなんだ。
ちなみに公式WEBサイトによると”Bluetooth”とはデンマークの王様ハラル・ゴルムソンのあだ名Blatand(デンマーク語で青い歯)を由来としているらしいよ。何故青い歯なのかを考えると夜が明けちゃうんでこの辺に
しておこう。
カトリーヌ・朝倉
無線の通信というとirDAなんて想像しちゃうんだけど、だいぶ違うんですよね?
CyberBear
そうだよ従来の赤外線通信とは違うんだ。簡単に技術的な特徴を説明するよ。
BlueToothの特徴
1.2.4GHz帯を利用し、通信距離10m。
2.データレート全体で1Mbps(721kbps/チャンネル) 周波数ホッピング方式を利用
3. ピコネットというネットワークを構築する。
4.低消費電力で利用可能カトリーヌ・朝倉
2.4Ghz?何か特別な周波数なの?
CyberBear
2.4GHz帯というのはIndustrial-Scientific-Medial (ISM)と言って、世界共通で利用可能な周波数帯なんだ。
で、しかも無料で利用ができる。つまりラジオ・システムのようなもので、世界共通 に普及するには絶対
欠かせない条件を満たしているだよ。
カトリーヌ・朝倉
周波数ホッピング方式って何?
CyberBear
周波数ホッピング方式というのは 2402〜2480MHzまでの1MHzごとに79個のホップと呼ばれるチャンネルを設定して,それを1秒間に1600回切り替えながら通 信を行う通信方式で、一般にノイズに強いと
言われているんだ。
ついでにピネコットっていうのは、それぞれの機器が周波数のホッピングパターンを決めるマスタ(親)と,
それにぶら下がるスレーブ(子)に分かれていて、1台のマスタは7台のスレーブと同時通 信が可能で,マスタとスレーブを合わせた8台で作られるネットワークをピコネットと呼ぶんだ。
そして低消費電力で利用可能 ってことは、PDA、パソコン、携帯電話、デジカメといった情報家電だけではなく、
冷蔵庫、テレビ、ステレオなどの通常の家電にも搭載可能で、これらが『互いに交信出来る』という特徴が
あるんだ。
カトリーヌ・朝倉
すごいですね。21世紀ではいろんな機器が自然に会話するようになるんでしょうね。
BlueToothの可能性
CyberBear
そうそう、朝倉は理解が早いね。
現実に色んな企業が様々な提案をしたり、研究をしたりしているんだよ。
現在実用化が進行中のもの
*パーソナルエリア・ネットワークでの活用
テレビ・パソコン・ステレオ・冷蔵庫などの日常電化製品が互いに交信することによってそれぞれの機器の特性を
最大限に活用することが可能になるんだ。例えば冷蔵庫の中身をテレビで確認したり、指定した食品が無くなった場合、自動的にWEBマーケットに発注するということが可能になるわけさ。
つまりパーソナルエリア・ネットワークのセンター(家庭 内サーバーみたいなもの)を設置して、
そのセンターを経由することによって各機器の情報を得ることが出来るようになるわけなんだ。
例えば外出先から携帯電話で自分の家のセンターに問い合わせ、ガス・電気は切ってあるか?とかお風呂を遠隔で
沸かすなんてことも可能になるんだ。
当然のことながらBlueToothを搭載したPC同士で無線のファイル送信・受信も可能だし,PC・PDA間の交信も無線で出来る。
*アウトドア・ネットワークでの活用
BlueToothのバンドに様々な生活情報を載せ、携帯電話などに送信することも可能となるので、
自分が今歩いている場所の飲食店情報などを即座に入手することも可能だね。
カトリーヌ・朝倉
便利ね。やり残した仕事も勝手にやっておいてくれるといいんだけどね。
CyberBear
いやはや、その通り。
Angel's eye
ERICSSON LAUNCHES THE FIRST BLUETOOTH(TM) HEADSET
2000年12月22日にエリクソンがヘッドホン型の電話機を発表した。
つまり家の中のどこにいてもハンドフリーで電話できますよ・・というものです。もちろん今後BlueTooth製品でステレオラジオなどが出れば、通 常の音楽用ヘッドホーンとしても使えるわけです。
21世紀を迎えると続々と製品化ラッシュが予想されますが、既存の電化製品にアッタチメント形式で機能追加出来ることが可能になると爆発的に発展することも予想されます。BlueToothはそれぞれの製品に搭載されてこそ機能し実力を発揮するわけですから、例えばパソコン・PDA・携帯電話の新製品に搭載されても既存の電化製品がそのままであれば100%の実力を発揮することは出来ません。
SIGは既に従来の機器(例えばパソコン)にスロットカードやアタッチメントの形式でBlueTooth対応できるようにも進めているとコメントしていますので、2001年の動きに注目したいものです。
また、従来の電化製品のリモコン周波数をBlueToothバンドに自動変換する技術などが出来て、新しいBlueTooth搭載機と互換性を持たせる方法などが期待できるかも知れません。
SIGは加速度的にBlueToothを軸としたパーソナルエリア・ネットワークが浸透していくとコメントしていますが、日本ではいくつかの特定な環境で取り入れられ、次世代cellular phoneへの消費者の買い換えを機会に大きく浸透していくのではない私は考えています。
特定な環境1.ネット環境を意識した新規分譲マンション、賃貸マンション
2.家庭のセキュリティー・システムと携帯電話を組み合わせた新サービス
3.パソコン・PDA搭載による無線インターネットとファイル交信
4.老人介護システム
5.駅、空港などの施設での画一した情報提供(携帯電話)
6.ショッピング・エリア(駅ビル、デパート)などでのセールス・プロモーション (携帯電話)
そのほかにも沢山考えられますが、やはり中継デバイスとしての携帯電話、PDAの役割はBlueToothを考える場合も必須であると思います。
ではBlueToothは何の問題もない完成された技術なのでしょうか?
BlueToothにも問題があるようです。それはセキュリティー・判別の問題です。BlueTooth搭載製品と携帯電話の
リレーションを考えた場合、それぞれの製品と携帯電話に『所有者情報』が入っていなくてはなりません。
でないと誰の携帯からでも機器がコントロールされてしまいますから・・・・。つまりこうした設定がされて
いない、または設定が何だかの理由で解除されてしまった場合、誰の命令にも『Yes』といってしまう可能性が
ないとは言えません。
BlueToothに汎用的な通信機能や場面を与えようとした場合、例えば前記した空港などで誰もが情報を受けたい
場合、何だかの『個人情報の制御解除』が必要になると考えられます。
この『解除状態』が気づかずに続いた場合どうなるでしょうか?ちょっと厄介なケースも想定されます。
この辺が今後の最大の課題ではないでしょうか?
次回の調査でお話しするP2Pにおいても携帯&Bluetoothは大きな役割を担うことになるでしょうし、正に世界が
人間の歯のように繋がる日もそう遠くではなさそうです。
CyberBear (2000/12/31)